現役訪問療法士です。
今回はタイトル通り訪問療法士についてです。簡単に解説していきます。
解説前に、突然ですが質問です。家族の介護が必要になった時、どこに相談に行けば良いかわかりますか?
多くの場合は、病院で入院を機に在宅介護の準備にとりかかるものですが、稀に外部のサービスを利用せず、ひっそりと介護をされているお宅もあり、度々驚かされます。
質問の答えとしては、最寄りの地域包括支援センターのCM(ケアマネジャー)、病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)が最初に相談する窓口として考えられます。
ここに相談することによって、介護が必要な方とそのご家族を含めた現状を見極めます。多くは「介護保険」を使って必要な外部サービスの利用に繋がるという流れです。
この外部サービスの中に訪問療法士として、「この人のリハビリお願い」と依頼がかかるわけです。CMにはご利用者を紹介していただくわけですから、御贔屓にしていただくことが大事になるわけです。これは余談ですが・・・。
ともあれ、依頼がかかって初めてご利用者と初顔合わせとなります。初めましての段階では、どのような方なのか全くわからないところからスタートします。
ここで重要になるのが、ご利用者の今までの生活の歴史、現在の病気、家族構成、自宅の環境、今後利用する外部サービスなどの「情報」です。
必死こいて「情報」をかき集め、ご利用者との最初のご挨拶に向かうのです。何度経験してもここは緊張します。
無事に最初のご挨拶が済み、私たちのことを知ってもらい、リハビリをする「目標」を決めて、お住まいでのリハビリが始まります。ここからはご利用者やそのご家族とコミュニケーションをとりつつ、依頼してもらったCM、その他利用される外部サービスとも連携していきます。
チーム一丸でお住まいでの療養生活を支援していきます。顔も名前も知らない方々と仕事をすることになるので、コミュニケーション能力は必然的に磨かれていきます。
やはり、癖のある方の一人や二人や三人・・・はいらっしゃるもので、なかなか意思疎通ができない場面や、意見の食い違いなどが起こります。しかし、それもこれもチームメンバーがご利用者やそのご家族を思って起こる衝突であり、避けて通らず、むしろ正面から当たっていくことでより良いサービスを提供できると思っています。
訪問療法士としての仕事が始まれば基本的には数か月~年単位で関わらせていただくことになります。
お住まいでどのように生活していきたいか、それこそ最後をどう迎えたいかまで一緒に考え、希望に沿ったリハビリを提供していくことになるのです。
長い旅路になります。目標に到達して元気にリハビリを卒業する、お住まいの場所が変わりリハビリが終了する、療養の末に立派な最後を迎えられるなど、訪問療法士としての仕事は幾重にも分岐して終了します。
ここまでくると最後まで関わらせていただいたことの感謝と得た知識や経験をもとに次のご利用者へ更に質の高いサービスを提供していきたいという気持ちになります。
ざっくりと私の仕事の流れを解説しました。どこかでお住まいでリハビリを必要としている方のもとへ、気づきや今後の生活の一助になれば嬉しいです。
いろいろな質問も受け付けております。コメント欄に書いていただければ可能な限り、お返事します。ピックアップして記事でも取り上げていこうとも考えています。是非、日常の困りごとを教えていただき、私の経験が解決の手助けになればと思います。