
現役訪問療法士です。
今、「訪問リハビリの終了」について
悩んでいませんか?
今回は
訪問リハビリを利用中の方
訪問療法士として働いている方
ケアマネジャーの方へ
終了の理由やタイミング
などを解説していきます。
最も大事なことは、
『前向きなこととして捉える』
ということに尽きます。
ですが、気を遣ってしまったり、
申し訳なさや「なんとなく伝えにくい」
という思いが出やすい
「終了」というタイミング。
実は現場で働いている私達も同様に悩む場面です。
特に現場では、
- ご本人
- ご家族
- ケアマネジャー
- 医師
- リハスタッフ
その他、地域の医療介護スタッフでも
「訪問リハビリの終了」の捉え方が
違ういます。
始めたきっかけが
「見守りも含めていたのに…」
「体の力が弱って来たから始めたのに…」
「転倒が心配なのに…」
と。
今回は現役訪問療法士として
【訪問リハビリの終了理由】
について、
実際に多いケースや
具体的な伝え方なども解説します!
⬇️併せて読みたい⬇️
過去記事では様々な場面の介助方法、退院前に準備することを解説していますよー!!
目次
Q.訪問リハビリの主な終了理由
① リハビリの目標を達成した
最も基本的な終了理由です。
訪問リハビリを開始した際に、
予め決めていた目標に到達した
という理由になります。
例えば、
- 家の中を杖を使って見守りで安全に移動できるようになった
- トイレ動作が自立して安定した
- 自宅内の環境を体に合わせた安全な状態に整えることができた
など、具体的に決まっていた
当初の目標を達成した
という場合です。
ただし、ここで重要なのは
「完全回復」ではない
という点です。
生活上の課題が一定範囲で
安定した、または自立した
ことで一区切りという
判断になります。
② 状態が維持できるようになった
はっきり言うと説明が難しい部分です。
ご本人・ご家族としては、
- まだふらつく
- 転倒リスクがある
- 介護負担がある
と感じていても、
状態が維持できるようになった場合は
訪問リハビリの終了の
タイミングかもしれません。
ここでいう
「状態の維持ができる」とは
『自己管理』ができるようになった
とも言い換えられます。
- まだふらつく→掴む場所や伝うところを決めて転倒しないように生活できる、ふらつく原因が明確になって予防のための行動ができる
- 転倒リスクがある→どこで転倒しやすいか、何がリスクになるのかが分かる、転倒した後に立ち上がることができる
- 介護負担がある→例として10だった介護負担が3-4に減った、訪問リハから他のサービス利用に繋がった etc...
状態維持が可能になった場合は
「まだリハビリが必要なのに終わる」
という状況に
ならないようにします。
徐々に回数を減らして行くなど、
段階を踏みましょう。
③ 他サービスへ移行する
訪問リハビリから、
- デイケア
- デイサービス
- 自治体が運営するサロンなど(老人会や体操教室など)
へ移行するケースです。
特に、
- 外出機会
- 活動量
- 社会参加
を増やしたいときは
通所系サービスへ切り替わることが
多いです。
地域とのつながりが強い方
であれば、
自治体が運営している
体操教室やその他サロンなどの
利用機会を
増やしていきましょう。
軌道にのれば地域の中で
他者との交流が増えていきます。
④ 医師・ケアマネ判断による調整
訪問リハビリは、
医師の指示やケアプランに基づいて
提供されます。
そのため、
- サービス全体の調整
- 介護保険の限度額との関係
- 他サービスとの役割分担
などで終了になることが
あります。
メリットは期限が分かりやすい。
基本的には主治医との相談や
ケアマネジャーのケアプランに
合わせて行動することになるため、
明確な期限があります。
デメリットはやむを得えない終了となってしまう。
利用者と訪問療法士の双方が
「あれ、もう少し続けたいのにな…」
と思う場面でも
終了になるケースがあります。
Q.説明不足が生むこと
現場では、終了理由そのものより、
「説明不足」がゆえに、
モヤモヤとすることがあります。
ご本人・ご家族からすると訪問リハビリは
運動だけでなく、
- 状態の確認
- 不安の相談
- 介助や住環境についての助言
など、
「安心感」を満たす役割
も大きく、終了することに
不安を感じられる方が
いらっしゃいます。
一方でリハビリを提供する訪問療法士
としても
- 終了理由があやふやな時
- 利用者との関わりが途中で切れてしまう
ということは残念ですし、
不完全燃焼な状態です。
Q.終了の具体的な伝え方は?
では、終了する場合はどのように
伝えれば良いのでしょうか?
以下は私が大事にしているポイントです。
- 『終了』ではなく『卒業』に言い換える
- 「突然」の終了にならないようにする
- 終了のタイミングで利用者、主治医、ケアマネジャー、他サービスの意見も聞く
- 終了のその後を話し合う(自主トレをする、通所系サービスの利用、地域への参加を促すなど)
- 必要に応じて、「また利用できる」ということも情報共有する
悪い例:当初決めていた目標を
達成できたので終了です。
良い例:〇〇さんは今これぐらいの
力がついてきて、
初めに立てた目標は
達成することができました。
これからは
訪問リハビリの「卒業」を
一緒に考えていきましょう。
その時の
信頼関係や言い方によって、
悪い印象を与えない
ようにするための工夫は
必要だと感じます。
訪問リハビリを終了することは
『前向きなこと』である
ということを
念頭に置いておきましょう。
こういう場合はどうしたらいいんだろう?
ということがあったら
是非コメント欄やX(旧Twitter)
のDMでご連絡ください!
この記事が、少しでもお役に立てると嬉しいです。
⬇️ランキング参加中です。クリックしてもらえると、有益な情報発信の励みになります!